次世代の原子力エネルギーと言われる「溶融塩炉(ようゆうえんろ)」第4回研究大会が開かれた。原子力の「平和利用」たる原子力発電はすでに多くの国で現実的役割を果たしているが、その安全性や将来性について大きな不安が伴っている。「溶融塩炉」方式は、その中でも運転安全性に富み、プルトニウムなど核廃棄物を出さない、減容化するという強い特性を持ち次世代の「夢の原子炉」と言われる。   

大会では冒頭、「有馬朗人元文部大臣(元東大総長)」が基調演説で、日本の科学技術予算の増加、次世代原子力の研究開発、若手人材の育成の必要性を懸命に訴えられた。東大、九大、実業界の学者、専門家の報告、所管官庁たる経産省、文科省からの総括意見が続いた。私を含む自民党政治家の挨拶に加え、梶山経産大臣からの力強い応援電報には激励を受けた。最後に原子力研究に取り組む若手技術者の悲痛なる訴えと有馬先生、森英介議員(原子力専門家)らとの合同写真撮影には満場の拍手が起こった。   

なおカザフスタン、ロシア、中国、マレーシアからの来賓出席があった。新型コロナの最中、健康安全対策には万全を期した。   

私はこの政策研究に15年以上携わり、ほぼ毎年の溶融塩炉研究会は、実質的に私が主催しています。私は原子力エネルギーの絶対的安全性を求めつつも、なお原子力技術の将来的有用性と日本の安全保障の観点から、この研究は今後も続けていきます。敬愛する「古川和男」先生(原子力工学、京都大学)の遺言的教えに由来するものです。