全盲の道下美里はわが太宰府の誇りです。パラリンピックのマラソンでは日本のエースとして金メダルを狙います。リオ•パラでは銀メダル、持てる記録は2時間54分13秒、今の世界記録です。    

 視力を失って、諦めることが多くなった。しかし走ることが生き甲斐となり、努力すればその分報われる。「世界で勝つには自信が必要です。出来たことをひとつひとつ数えました。練習ひとつ、ストレス、気力、睡眠時間でも、何でも出来たことを積み重ねて、自分を認めてあげる。自信がついてくると、本番で緊張しなくなりました。・・・」    

 何という逞(たくまし)さだ。障害を乗り越えて、なお走り抜く。144センチの小柄の体は、上下にぶれることなく、均等なペースを刻んで42キロのゴールを目指す。道下君、何番でもいいのだよ、君のその笑顔と、真一文字に結んだ唇、それが日本人にとっての金メダルだからね。頑張って、9月5日には。